オメガ3脂肪酸の一日の摂取目安量
オメガ3脂肪酸とは、アマニ油やエゴマ油などの植物油やその種子に含まれるαリノレン酸、青魚 の油に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)など脂肪酸の総称です。
オメガ3脂肪酸はヒトの体内で合成することができない必須脂肪酸であり、健康のために意識して摂る必要がある栄養素として注目を集めています。
オメガ3脂肪酸の分類
一般的な食用油はグリセリンと脂肪酸という成分で構成されています。脂肪酸はその構造の違いから飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の二つに大別されます。オメガ3脂肪酸は不飽和脂肪酸の中の多価脂肪酸に分類され、下表のような特徴があります。
飽和脂肪酸 |
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不飽和脂肪酸 | 一価脂肪酸 | オメガ9 |
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多価脂肪酸 | オメガ6 |
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オメガ3 |
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オメガ3脂肪酸の一日の摂取目安量は1.6g〜2.2g
日本人の食事摂取基準2020年版(厚生労働省)では、成人一人一日あたりのオメガ3脂肪酸摂取目安量を1.6~2.2gとしています。 男性よりも女性、特に若い人が特に不足しています。
オメガ3脂肪酸は魚の油に多く含まれていますが、一日に必要な目安量を満たすには、イワシなどの青魚を丸ごと1匹食べなくてはいけません。意識して魚料理を食生活に取り入れたいものです。
アマニを上手に食生活に取り入れよう
毎日魚を食べることは難しいかもしれません。魚をほとんど食べない若い人が増えているため、ますます摂取量は不足していると言えます。
北米ではスーパーフードとしてアマニが盛んに食べられています。特にカナダではシリアルやグラノーラなどの商品がたくさんあり、穀物として量り売りもされています。アマニ製品やアマニ油専用の棚を設けているスーパーもあるようです。
日本でもアマニ油がブームになり、アマニ粒やアマニ粉末も手軽に手に入るようになりました。サラダ にかけたりスープに混ぜるなどして、毎日の食生活に上手に取り入れ積極的にオメガ3を摂取しましょう。